唐木仏壇(からきぶつだん)は、黒檀や紫檀などの「銘木」と呼ばれている木材の木目を生かした、明治時代からある美しい仏壇です。天然の木材の色や木目を生かして作られているので、木材の種類や材質によっては、仏壇の値段に大きな開きがあります。

唐木仏壇の材料として代表的なのが黒檀です。インドネシアが主な原産地のカキノキ科の木で、特徴としては堅く、水に沈むほど緻密で、耐久性に優れていて、虫や菌に侵されにくい、乾燥性が良いということがあげられます。黒地に木目が浮き出た高級な木材なので、とても高価です。

紫檀は、タイやベトナムなどが主な原産地のマメ科の木で、周辺部分は白色で、心材は暗紫紅色です。材質は堅くて緻密です。正倉院御物の唐木細工にも多く見られる、古くから珍重された木材です。欅(けやき)は、ニレ科の木で、北海道を除く全国が産地です。材質も堅く、仏壇に向いているので古くから神社や寺院建築などに使われています。

桑は、全国各地で産出されますが、銘木として使えるのは、伊豆諸島で産出される「島桑」です。年輪が緻密で、美しい木目と粘りのある木材です。国内の銘木のなかでは、最高級の木材になります。唐木仏壇には、材質にいろいろな種類があります。実際に仏壇店で見てみて選ぶと良いと思います。